オーディションに受かる自己PRの作り方【テンプレを覚えれば簡単】
「もうすぐオーディションがあるんだけど、どんな自己PRを作ればいいかわからくなってきた…。」
「オーディションの内容とか事前に知れると自信持てるんだけどな…」
今回はこんな悩みを抱えている方への記事です。
➡今回の記事内容
①オーディションに受かる自己PRの作り方(履歴書編)
②オーディションに受かる自己PRの作り方(実践編)
③よくあるオーディションの内容とやっておくべきこと
上記3本立てでお送りします。
今回の記事を書いている僕は過去に約6年間俳優として活動をしていた経歴があります。
また、オーディション経験数も100本以上と、それなりにオーディションについての知識はあるほうだと思います。
事務所オーディションだけでも養成所時代に30社以上受けましたし、自己PRの重要性というのは非常に理解しています。
今後俳優のオーディションを受ける予定の方、またはこれから俳優のオーディションに応募しようとしている方には非常におすすめですので、ぜひご覧頂ければと思います。
1.オーディションに受かる自己PRの作り方(履歴書編)
オーディションの自己PRには2種類あります。
履歴書に書く自己PRと、オーディション会場で披露する自己PRです。
まずは履歴書に記載する自己PRの作り方から解説していきます。
1-1.自己分析をする
自己PRを作るうえで自己分析をすることは非常に大事です。
特に書類審査の段階では声や表情であなたの思いを伝えることができないので、しっかりと文字で自分を伝えるために自己分析をしましょう。
具体的に分析する内は3つで良いです。
- 自分の生い立ちと性格
- 得意なこと、不得意なこと
- 嬉しいことや悲しいことなどの実体験
上記の3つのポイントで良いので紙やExcelなどにまとめてみましょう。
意識してほしいのは、幼少期から現在までをまとめることです。
すこし時間はかかるかもしれませんが、改めて自分という人間がどんな性格なのかを理解することができるので、より具体的にオーディションの自己PRを書くことができます。
1-2.他己分析をする
次に他己分析を行いましょう。
他己分析は家族や知人に自分のことを分析してもらうとう手法で、自分では気づけない性格や強みを知るきっかけにもなるので、非常に自己PRを作る上では効果的です。
具体的には、1-1で行った自己分析表をもとに、自分の家族や昔からの友達などに自分のことをリサーチしてみましょう。
例えば性格という観点でみてみます。
自己分析の評価→少し恥ずかしがりやなところはあるが、誰とでも話せる
他己分析の評価→普段とてもおだやかな印章で、話しかけやすい雰囲気がある
上記のポイントは他己分析にあるおだやかで話しかけやすいという点です。
この性格は自分では気づけないポイントですし、自己PRにも書くことで『この人は誰とでも仲良くできる→仕事でも遜色なく力を発揮してくれそう』と審査員に印象付けることができます。
このように自己分析をした後に、他己分析をすることは非常にオーディションを受ける上でも効果的ですね。
事務所(オーディション)分析をする
最後に自分がこれから受ける事務所やオーディションを分析してみましょう。
事務所が求める人物像を理解することで、書くべき自己PRが変わってきます。
結果的に事務所側とのズレをなくすことにもつながりますので、オーディション参加前にしっかりと分析をすることが大事です。
オーディションに受かる自己PRの作り方(実践編)
次に実践編と称しまして、オーディション会場で行う自己PRの作り方を解説していきます。
どんなオーディションなのかを理解する
まずはオーディションの募集内容を理解しましょう。
あなたがこれから受けるのは、
事務所に所属するためのオーディションですか?
それとも、役を決めるためのオーディションですか?
どちらかによって行う自己PRも大きく変わるので、まずはオーディション内容を理解することが大事です。
事務所に所属するためのオーディションの場合
事務所に所属するためのオーディションの場合、大事なことは「あなたという人間の魅力を伝える」という点です。
自分の生い立ちや特技を60秒で表現しましょう。
オーディションを受けている事務所がどんな人材を欲しているかを分析することで、合格の可能性もグッとあがります。
役を決めるためのオーディションの場合
何か舞台や映画の役を決めるオーディションの場合、「役の印象に近づける」ということが大事です。
もちろん事務所オーディション同様「あなたという人間の魅力を伝える」も大事ですが、審査員が見ているのは、役とあなたがマッチしているかという点が非常に大きいです。
おそらく事前にオーディションをする役は知らされると思うので、自分なりに役のプロフィールを作ってみたり、アニメや漫画などモデルがあるのであればその作品をしっかりと確認しておくということが非常に大事です。
できること(特技)を文字に起こす
オーディションの自己PRで披露する内容を具体化していくために、自分のできることを文字に起こしてみましょう。
自分の頭の中を整理することもできますし、オーディション内容と自分の特技がマッチするかの確認にもなります。
「特技がない・・・」
という方は、不得意なことをリストアップしてみてください。
「不得意を得意にするために、こんな努力をしています!!」といったように、マイナスなことでも、プラスにするための過程を話すだけで、審査員には好印象です。
主張・具体例・セールスポイントの順に構成する
最後に自己PRの構成についてです。
『主張・具体例・セールスポイント』
この順番で自己PRを組み立てればOKです。
例えばあなたの特技が運動だとしましょう
主張:運動が得意です。
具体例:高校生の時に陸上の全国大会で入賞しました。
セールスポイント:体力には自信あり、アクション芝居なども全力で取り組みます!
こんな感じですね。
この3段階さえ覚えてしまえば簡単に自己PRを構成することができます。
審査員にとっても見やすく聞きやすいパッケージとなっているので非常におすすめの自己PRの作り方ですね。
よくあるオーディションの内容とやっておくべきこと
自己PRの作り方については理解できましたか?
もしこれからオーディションを受けるという方は、オーディション参加前にやっておくとよいこともついでに覚えておくと良いかもです。
下記記事で詳しく解説していますが、いくつかピックアップしてご紹介します。
参考➡️俳優オーディションの基本内容を公開します【事前準備で合格しよう】
宣材写真を使ってのポートフォリオ製作
オーディション用紙に貼る宣材写真はどんなものを使っていますか?
もしまだ宣材写真を撮っていないという方は、フォトスタジオでオーディション用の写真を撮ることをおすすめします。
少し料金は高くなりますが、オーディションを受けるにあたって宣材写真は非常に重要です。
写真のクオリティもそうですし、オーディションに対する熱意を審査員に伝えることもできます。
下記記事でおすすめのフォトスタジオをまとめていますので参考までにチェックしてみてください。
参考➡【オーディション・宣材写真】都内でおすすめのフォトスタジオ5選
また、スタジオではなく街や自然などでナチュラルな宣材写真を撮りたいという方は出張撮影をしてくれる『fotowa(フォトワ) 』がおすすめです。
自己PRの練習(客観的に見てもらう)
本記事を読んで自己PRの作り方はわかったと思います。
自己PRはオーディションの冒頭で必ずと言っていいほどあるのですが、持ち時間がだいたい30~60秒ほどです。
60秒の限られた時間の中に、あなたがどういう人間かということをわかりやすく詰め込むのです。
自己PRで意識してほしい点は、俳優オーディションを受けるにあたってあなたが審査員にどんな印象を持ってほしいかです。
それによって自己PRでの声のトーンや話す速さなど細かいところも変わってきますし、話す内容も深堀できますよね。
まとめた自己PRは最低100回は事前に話す練習をしておきましょう。
自己PRで噛んだり、内容を忘れたりするのが俳優オーディションでは一番致命的です。
審査員からの見え方も大きく変わりますので、しっかりと自己PRは練習しておくようにしましょう。
滑舌の強化
俳優を目指していくのであれば滑舌を良くする訓練は今のうちからやっておきましょう。
俳優は滑舌が良くて当たり前、よっぽどのキャラクターじゃない限りセリフを聞き取りやすく話せないと役として使ってもらえません。
俳優オーディションを受ける際にも、滑舌は必ず見られるポイントです。
より効果的に滑舌を良くしていくために下記の本をおすすめします。
ヴォイステクニックの真実・基礎編(上) 呼吸・発声 -声を仕事に使う人のために- (加瀬メソッドシリーズ)
- 作者: 加瀬玲子
- 出版社/メーカー: Voicing
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ヴォイステクニックの真実・基礎編(下)滑舌・ストレッチ -声を仕事に使う人のために- (加瀬メソッドシリーズ)
- 作者: 加瀬玲子
- 出版社/メーカー: Voicing
- 発売日: 2015/10/03
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セリフを覚えられない事よりも、滑舌が悪いことの方が俳優としての価値が下がりますので、しっかりと強化するようにしましょう。
まとめ:自己PR作成には時間をかけよう!
最後に今回の記事のポイントをまとめます。
- 自己PRはオーディションにおいて非常に重要。
- 自己分析と他己分析を徹底的に行う。
- 求める人材と自分をすりあわせる。
- 書類審査では宣材写真なども特にみられるので注意。
- 滑舌練習などの基礎は日ごろから練習しておこう。
以上です。
僕も養成所時代は、自己PRを作るのにとても苦労した思い出があります。
毎日作っては見てもらい、ダメ出しをもらって新しい自己PRを作るという繰り返しでした。
それくらい、自己PRってオーディションにおいて重要な項目ですので、自分を最大限表現できる自己PRを考えておきましょう!